私立無償化でも…初期費用「想定以上」が半数
授業料は無償になったけれど――。私立高校にこの春入学した生徒の保護者が、家計に気をもむ日々は続くかもしれない。授業料以外の負担が「想定以上に大きい」と感じている保護者も半数近くいるためだ。
全国で学習塾「明光義塾」を展開する明光ネットワークジャパン(東京都)は20日、2026年に私立高校に入学した高校1年生の保護者を対象にした無償化に関する調査結果を公表した。授業料以外に発生する初期費用については約半数の保護者が「想定より高い」と回答しており、担当者は「入学前後の家計に影響を与えている実態がうかがえる」としている。

調査は10~14日、私立高1年生の保護者を対象にインターネットで実施し、450人から回答を得た。
その結果、私立高への進学決定に私立高無償化が「影響した」と回答したのは56・9%。25・8%は「無償化がなければ公立高に進学した可能性が高い」とし、4人に1人が無償化によって進路を公立から私立に変更していたことが示唆された。

一方、授業料以外で発生した初期費用の負担については12・5%が「想定より大幅に高かった」、34・2%が「想定よりやや高かった」とし、負担を感じている保護者は全体で46・7%に上った。
家計への負担が大きいと感じた費用を複数回答で尋ねたところ、「制服関連費」が47・3%でトップ。「修学旅行積み立て」が42・7%、「教材・副教材費」が37・1%と続いた。
担当者は「私立を押さえとして受験しつつ、レベルの高い公立にチャレンジした生徒もいる。無償化によりどの家庭にとっても選択肢がある程度広がった」とした上で、「授業料以外の負担について情報収集や準備をしておく必要がありそうだ」と話した。
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