新型ウイルス対策を!
新型コロナウイルス対策の一つとして、マスクの着用がありますが、マスクの品不足が続き手に入れることが難しい状態です。それを補うために国は、再利用可能な布製マスクの配布を発表しました。それに合わせて、布製マスクの洗い方の紹介動画をYouTubeで公開しています。このページの下部に動画のリンクを掲載しております。
最近ではインターネットのサイトなどでも手作りマスクが販売されていたり、作成キットが入手出来たり、個人で布製マスクを作成して利用している人は少なくありません。そんな布製マスクを洗って再利用する際の参考にしていただければ幸いです。
※なお、ここで紹介されている洗い方は、布製マスクを対象にしたものです。使い捨てマスクや、銀イオンなどを利用したマスクは、再利用できませんので注意して下さい。
洗い方の手順
公開されている動画で紹介されている洗い方は、次の通りです。
- 衣料用洗剤を水に溶かして、マスクを10分ひたす
- 水道水でためすすぎをしたあと、マスクの水気をきる
- 塩素系漂白剤15mlを水1Lに溶かして、マスクを10分ひたす
- 水道水を用い充分にすすぐ
- 清潔なタオルに挟んで水分を吸い取る
- 形を整えて干す
この手順は、家庭用品メーカーの花王が以前から公開しているものに即しています。つまり、洗剤メーカーも推奨する洗い方ですから安心です。
ポイントは、次の4つです。
- マスクの繊維を痛める可能性があるので、もみ洗いをせず、軽く押し洗いする
- 干すときは、乾燥機を使わずに、陰干しにする
- 少なくとも1日1回は洗う。汚れたときは、そのつど洗う
- 少し縮んでも機能は果たせる
マスクの目的は「飛沫の拡散防止」と「口や鼻に触れさせない」こと
ガーゼなどの綿素材を使用した「布製マスク」を再利用すると聞くと、「そもそも目の荒いガーゼのマスクで、新型コロナウイルスを防げるのか」という疑問が湧いてきます。しかし、マスクはコロナウイルスを吸い込まないように着用するのではありません。コロナウイルスはとても小さいので、マスクを通過してしまいます。
マスクを着用する目的は、「くしゃみや咳などの飛沫からウイルスを拡散することを防ぐ」ことと、「手に付着したウイルスが口や鼻に触れることを防ぐ」ことです。そのため、ガーゼなどの綿素材を使用した「布製マスク」は洗って、再利用しても、十分に機能を果たせるのです。安心して、布製マスクを洗って、再利用してください。
動画:「布製マスクの洗い方」出典:経産省